上記の広告は１ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

服の上に赤い筋があった。

ん？？


いつもはメガネちゃんの私・・・
いまいちよくわからない。


なんだろ・・？これ・・・？？


しゃがんでじーっとみる・・・



こ・・これは・・・



ぶわっ・・・と涙があふれた。


一本の赤い革

これ・・これ・・・






戒様・・これ・・・



ああ。きちんとつけて来い



は・・はい・・・・


手に取るとずっしりとした重さが・・・
手が震えた・・・
首に巻くと、重さが熱く感じた。

泣いちゃだめ・・・
戒様はそういうのってお好きじゃないんだから・・・

涙を拭うと振り返って照れ笑い・・・

服をまとめてガウンをはおって戒様のお傍に行こうとした。

そしたら・・・


なぜ余計なものを着る？犬は裸だろ



戒様の冷たいお声が貫いた。
久しぶりの凍るような冷たいお声・・・
鳥肌が立つ。


は・・はい・・・・

ガウンを足もとに落とすと・・服を握りしめる。


犬は立って歩かないよな

さらに冷たいお言葉に足もとの力が抜けた・・

足もとから崩れるように私はしゃがみこんだ。

はうようにして片手で服をかかえ・・部屋に戻る。
隅の方に服をおき・・そのまま四つん這いで戒様のおみ足の元へ・・・


首が熱く・・重い・・・

戒様を見上げる事が出来ず・・足もとにうずくまった



ジャラｯ!!!・・


金属的な音がしたと思ったら、首がさらに重くなった。
見上げると戒様が鎖のリードを持たれていた。
それは・・・私の首輪につながっている。

あ・・ああぁ・・・・

RETURN▲